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2023年1月変更 傷病手当金申請用紙の書き方

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これまでも何度か紹介させていただいている傷病手当金。

2023年1月から申請用紙の様式が変わりました。

内容自体はほぼ同じなんですが、これまで申請したことがある方でも、様式が変わることで少し戸惑ってしまうかもしれません。

今回はそんな傷病手当金の新しい申請用紙の書き方についてお伝えしていきます。

▼動画でもご紹介しています【労務のいろはチャンネル】

労務のいろはチャンネル

申請用紙の内容

こちらが新しい傷病手当金の申請用紙となります。

4枚で1セットとなるので、この辺は以前の様式と同じですね。

1,2枚目が被保険者記入用、ご自身が記入する用紙です。

3枚目が事業主記入用、会社が記入する用紙です。

4枚目が療養担当者記入用、医療機関が記入する用紙です。

4枚1セットではありますが、ご自身で記入するのは1,2枚目のみとなります。

申請にはご自身の保険証情報、給付金の振込先口座情報が必要になりますので、健康保険証とキャッシュカードや通帳といった口座情報がわかるものを用意しておくようにしましょう。

申請の流れ

まずは申請用紙を準備をします。

会社が用意してくれる場合もありますが、ご自身で用意したほうが確実ですので、ご自身で用意されることをおすすめします。

協会けんぽのホームページでダウンロードすることができますので、4枚とも印刷するようにしてください。

印刷したら、まずは4枚目の療養担当者記入用を医療機関に記入してもらいましょう。

医療機関で療養担当者記入用紙を記入してもらったら、1,2枚目の被保険者記入用紙をご自身で記入します。

記入の仕方はこのあとの③申請用紙の書き方で詳しくお話していきますね。

最後に3枚目の事業主記入用紙を会社に記入してもらいます。

ほとんどの場合、申請用紙一式を会社に送付すれば、事業主記入用紙を記入後、会社から保険者に申請書を郵送してくれますので、記入済みの1枚目,2枚目,4枚目の申請用紙と、白紙の3枚目の事業主記入用紙を会社に渡していただく、ということになります。

注意が必要なのが、申請のタイミング。

会社が協会けんぽに申請用紙を郵送するのは、申請期間中の給与計算が終わってからとなります。

例えば申請期間が12/1〜1/10で給与の締日が月末だった場合、1月の給与計算が終わってからの申請となるので、会社に申請用紙を提出してから、会社が協定けんぽに申請をするまで、間が空いてしまうことになります。

傷病手当金は申請後、支給・不支給の審査がされ、結果については申請後、2週間前後かかるとされています。

申請のタイミングによっては受給までに時間がかかることは覚えておくようにしましょう。

申請用紙の書き方

ご自身で記入するのは1,2枚目の被保険者記入用のみとなります。

まずは1枚目。

被保険者証情報を記入します。

健康保険証に記載されている記号番号を記入し、生年月日、氏名、電話番号、住所などを記入します。

続いて給付金の振込先口座情報をキャッシュカードや通帳で確認し記入します。

それから2枚目。

被保険者氏名欄にご自身の氏名を記入してください。※記入漏れが多いので注意!

申請内容欄の記入をしていきます。

申請期間

こちらは医療機関記入用に記入してもらった「労務不能と認めた期間」となりますので、転記するようにしてください。

②被保険者の仕事の内容

経理事務、自動車販売、介護職など、なるべく具体的に記入するようにしてください。

傷病名

療養担当者記入用に記載されている傷病の申請をする場合は、チェックを入れてください。

原則、療養担当者記入用に記載されている傷病以外の申請をすることはできませんので、チェックを入れて申請をすることになります。

発病、負傷年月日を記入します。

⑤傷病の原因については、

  1. 仕事中以外(業務外)での傷病
  2. 仕事中(業務上)での傷病
  3. 通勤途中での傷病

この3つから選択して番号を記入しますが、1の仕事中以外(業務外)での傷病以外は傷病手当金の申請はできません。

傷病手当金は健康保険の給付金制度です。

2の仕事中(業務上)での傷病の場合は労働災害、3の通勤途中での傷病の場合は通勤災害として、労災保険が適用されることになりますので、こちらは原則1を記入していただくことになります。

⑥傷病の原因が第三者の行為によるものか

第三者が傷病の原因である場合は、1と記入していただき、第三者行為による傷病届を別途記入して添付するようにしてください。

続いて確認事項欄の記入です。

報酬

①-1申請期間中に会社から有休休暇を含め、給料や休業手当が支給されている場合は1を。

支給されていなければ2を記入してください。

①-1で1と記入した場合は、①-2の記入も必要です。

申請期間中の報酬は会社が事業主記入用で証明をすることになりますので、1と記入してください。

年金受給

障害年金や老齢年金を受給している方のうち、記載されている内容に該当する方は必要事項を記入するようにしてください。

③労災補償

今回の傷病手当金の申請期間中に、仕事中(業務上)での傷病が原因による休業補償給付を受給している場合は1と記入していただき、休業補償給付支給決定通知書のコピーを添付してください。

請求中の場合は2。

いずれにも該当しない場合は3と記入してください。

これで傷病手当金申請書の記入は完了です。

まとめ

今回は新しい傷病手当金申請書の書き方についてお伝えしました。

内容は以前の書式とほぼ変わりはありませんが、記入漏れ、記入間違いがあると承認までに時間がかかってしまいます。

間違いがないよう記入、申請するようにしましょう。

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